暑さ厳しい毎日ですが、皆さん夏バテはしていませんか?
今年の夏の暑さは少し質が違うようで、暑さに加えて湿度の高さで体操中の子ども達もすこしバテ気味、具合を悪くしてしまう子もちらほら見受けられます。指導員も含めてですが・・・(・;)
体育指導を進める上で熱中症予防には我々指導員もかなり気を使っており、特にレッスン中の水分補給は頻繁に行えるよう、普段以上に休憩と体調確認を入れてレッスンを行っています。
さてここで、熱中症について少し解説したいと思います!
身体は汗をかきそれが蒸発することで体温調整を行っています。しかし、水分の不摂取で脱水症状を起こす事と、高い湿度で汗が蒸発しにくいという環境が重なると体温調節が上手くいかず身体に熱が蓄積され暑熱障害「熱中症」を引き起こしてしまいます。
熱中症とは。・・・
暑熱ストレスによって引き起こされる様々な障害の総称。熱疲労、熱けいれん、熱失神、熱射病(日射病) 等
主な症状は。・・・
倦怠感、めまい、頭痛、吐き気、けいれん、意識障害 等
運動中に症状が出る事が多いが、時間がたってから、例えば日中炎天下の中、運動をした日の夜に症状が出る場合もあります。
熱中症になってしまったら。・・・
涼しい所へ!衣類をゆるめて風通しの良いものに!水分摂取!(意識障害を引き起こしている人に無理やり水を飲ませると気道に詰まらせてしまい危険です。慎重に横向きで飲ませて下さい。)体を冷やす!(首、わきの下、大腿の付け根など大動脈が通っている個所。)すぐに病院へ!!
運動中の熱中症予防にはやはり水分補給が重要となってきます。
喉が渇いたと感じた時には既に身体は軽度な脱水症状を起こしています!
一度に摂取できる水分は大人でもせいぜい200mlほどで、それ以上だとお腹がいっぱいになってしまいます。子どもの場合だと大人の半分くらいでしょう。あまり一気に水分を摂るとお腹を下してしまいます。
運動中の水分補給として、20分おきくらいに喉が渇く前に少量の水分をこまめに摂取する事が好ましく、脱水症状を防ぎ身体のパフォーマンス能力を低下させない方法でもあります。また飲み物も、ジュースや炭酸飲料(サイダーやコーラ等)だと糖分やその他成分が高く余計に喉が渇いてしまいますので、水かお茶、またはスポーツドリンク(スポーツドリンクも子どもにとっては糖分が高いですが運動中であれば問題無いと思います。)が良いかと思います。
水分を摂るとバテる!我慢することも大事!と言いますが、今はそんな事を言っている暑さではありません!
運動をする時、子どもには必ず水筒とタオルを持たせ、外での活動の時は帽子をかぶせてあげて下さい。また保冷剤やタオルを瞬間的に凍らせるスプレーなど、冷却用品の使用もお勧めします。
普段の生活の中でも、こまめな水分摂取を心掛けて下さい。大人の方も同様です!!
ちなみにビール(お酒)は利尿作用が強い為、余計に脱水症状を引き起こしてしまいます。お父様方、佐藤先生、ご注意を!
S、HASEGAWA