ゴールデンウィークも終わり心地よい気候になってきました。
今年も子ども達に毎年恒例「GWはどこに行った?」の質問をします。
お泊りした!おじいちゃんおばあちゃんちに行った!トミカ博に行った!ディズニーに行った!スカイツリーを見た!などなど・・・充実したGWだったようです。お父さんお母さんお疲れ様でした・・・。
さて、4月5月と体育教室ではマット、跳び箱などの種目よりも体を動かすことに対する興味付け、総合的な運動能力や理解力の向上に重点をおき、かけっこやごっこ遊び、模倣(まねっこ)運動やリズム運動など「運動あそび・体育あそび」を中心に行っています。
「運動あそび」や「体育あそび」が、なぜ今の子ども達に必要なのでしょうか?
昔の子どもは遊びの中で体力や運動能力、自己保全能力、人間関係を培ってきました。というよりもそのような生活パターン、生活環境が必然的に整っていました。
しかし今はゲームの普及や遊び場の減少、家庭環境の変化によって子どもの遊び方が変化し、子どものうちに身に付けなければいけない能力が遊びでは身に付かなくなっているのが現状です。
たとえばかけっこや鬼ごっこで全身の筋力、持久力が培われます。
遊具遊びで体を支える力、巧みな体の使い方が培われます。
子ども同士、集団で遊ぶことで思いやりや礼儀、人間関係が培われます。
スポーツゲームを行うことで理解力が身に付きます。
元気に外で遊べば転んでケガもします。ですが、その経験が自己保全能力(自分の身を守る為の能力・動作)につながります。
人間は生まれながらに自分自身の様々な能力を高めていきたいという欲求があります。たとえば大人の場合は学力や競技力、仕事力などの向上心がそうですが、子どもの場合は生きる力を高めたいという欲求が本能で備わっています。生きる力とは健全な心身と豊かな人間関係(友達づくり)です。
我々、大人全員でそのような子どもの成長したいという欲求を満たしてあげれる社会、環境を整えていくことが、これからの時代よりいっそう重要となってくるのではないでしょうか。
S,HASEGAWA