練習を重ねるごとに上手くなっていく子ども達。
上達の速さに驚かされます。
↑ 頂上からのチャレンジ!
「大丈夫かな~」と心配していたのは指導員だけ・・・。
子ども達は転ぶことなく、ある程度スピードを出しながらしっかりターンをして滑り降りてきました(^^)
このレベルになるまであえてストックは使わせません。
スキー板を履いた状態でストックに頼らず、進む、登る、向きを変える、滑るといったすべての動作を足のみで行うことでスキーを巧みに扱う足裏感覚と全身のバランス感覚、筋力を培うことが出来ます。
子どもにとってはストックが上達の妨げになる場合もあります。
他にも・・・すねでブーツを押すぐらいのポジションが良いポジション!後傾はダメ!というのが指導法として一般的のようですが、実は低学年くらいまでの子どもにとっては後傾ポジションの方がスキーが扱いやすく上手に滑って来るのです。
また、スキー初めてという子がまず最初につまずく階段登行(斜面に対してスキーを横向きにして、横歩きで坂を登る技術)。
階段登行が出来てから滑りを教えるというのが練習方法の順番として一般的のようですが、実は滑ってハの字で止まる技術を教えてから、階段登行を教えた方が上達する場合もあります。
滑る事よりも難しい階段登行で最初につまずかせる前に、滑る楽しさと技術を教えてから登り方を教えた方が子どもの上達は早かったりします・・・。
スキーに限らず、すべてのスポーツ指導において今まで定説だと信じてやってきた指導法が実は合理的ではなかったり誤りであったりという事があります。
長年、指導に携わっているベテラン指導員ほどフィードバックと疑問、発想の転換が必要なのかもしれません・・・。